こんにちは、アースシグナルの新井です。今回は売却時にかかる費用をお伝えします。
お家を売却するのにお金がかかるのか?と思ってらっしゃいますが、それなりにかかります。3,000万円以上の売買には特に要注意です。(住宅ローンがあれば別です。)
それなりに掛かる、といってもイメージできない方もいると思うので、事例をお見せします。
目次
<売却時にかかる費用例>
売主A様の場合は以下の通りです。
売主A様は、2年前にお母さまが亡くなられてご実家の家を相続されました。
A様は独立されており持ち家がある為、2年間迷った末にご実家を売却することになった。
物件売却価格 3,000万円
①仲介手数料 1,056,000円
不動産屋さんへ依頼すれば、仲介料がかかります。売却した価格は、3,000万円なので、以下の計算式で計算します。
3,000万円(建物の売買価格/税抜)× 3% + 6万円 + 消費税 =1,056,000円
※仲介手数料には「相場」というものはありません。代わりに、宅地建物取引業法により定められた上限額があります。
【仲介手数料の上限額】 ※速算式を利用した場合
建物の売買価格(税抜) | 仲介手数料の上限 |
---|---|
400万円超 | 建物の売買価格(税抜) × 3% + 6万円 + 消費税 |
200万円超~400万円以下 | 建物の売買価格(税抜) × 4% + 2万円 + 消費税 |
200万円以下 | 建物の売買価格(税抜) × 5% + 消費税 |
②家具などの撤去費用 20~100万円
ご売却時に家具や荷物を撤去して引き渡す必要があります。
業者によって変動しますが、一般的に3LDKで30~50万円くらいといわれております。
※処分の場合と遺品整理の場合では金額、やり方に違いがあります。
③抵当権抹消のため、司法書士手数料 20,000~25,000円
ローン完済後に抵当権抹消していなかった場合、抵当権等が設定されていれば、司法書士の手数料も発生します。
なぜなら、抵当権が設定されたままだと売却時に支障が出るため、抵当権末梢のために司法書士に依頼する必要があります。
<税金について>
税金ですが、関係費用を除いて、売却不動産の所有期間にて税率が変わってきます。
5年以上所有していれば、20.315%、5年以下であれば39.63%が必要となります。(基本的には、納税額から売却にかかった費用を引くことが出来ます)
これらは、所得税と住民税とに区分することができます。※端数は東日本大震災の復興に寄与することになっています。
・3000万円特別控除
相続後3年目の年末までに売却が成立すれば利用可能
<まとめ>
以上の事から「お家を売るにはお金がかかる」というのは本当です!しかし、A様のような場合、持ち家が既にあり、ご実家を管理するのはとても大変です。
アースシグナルでは、ただ不動産売買の仲介するのではなく、その後の事も考えお話をお伺いしております。特に相続を行った後、親からの不動産資産をどうすればいいのか、いつまでに何を行うべきなのかなど、ご不安やお悩みをご相談いただけます。専門知識をもった知識が在籍しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
今回のコラムの担当者は…アースシグナルの人生相談員こと「新井豊丈」でした!